お酒をやめたい人は、代わりの楽しみを見つけましょう。長期間飲酒を続けると、免疫力が下がって病気にかかりやすくなります。
ただ、「今日からやめよう」と思っても簡単にやめられるものではありません。お酒以外の楽しみを見つけ、少しずつお酒から意識を離すことが必要です。
今回は、お酒の代わりの楽しみになる具体例を紹介し、お酒をやめるメリットやお酒以外楽しみがない人の理由と対処法なども合わせて解説します。さらに、お酒と出世の関係性やお酒を飲まない人がしていることも紹介します。
「お酒の代わりの楽しみを探したい」「お酒以外に楽しみがない」と考える人は、お酒の代わりの楽しみが見つかりやすくなるので、ぜひ最後までご覧ください。
お酒の代わりの楽しみ:パターン別おすすめ
お酒の代わりの楽しみを下記のパターン別で紹介します。
- 飲み物を楽しみたい人
- お酒がストレス発散の人
- 暇つぶしにお酒を飲む人
それぞれ具体的に例を挙げていますので、さっそく見ていきましょう!
飲み物を楽しみたい人はアルコールが入っていないものを選ぶ
飲み物を楽しみたいなら、ノンアルコールビールのようなアルコールが入っていない飲み物がおすすめです。
「仕事終わりのビールはおいしい」とよく聞きますが、ノンアルコールビールなら本物のビールの味わいを目指して開発されているので、ビールの代わりになります。
酒類を販売する主要メーカーからも、ビールの味わいを楽しめるさまざまな種類のノンアルコールビールが登場しています。気になるノンアルコールビールを試しに購入し、飲み比べして楽しむのもありですね。
お酒がストレス発散の人
お酒がストレス発散の場合、お酒ではないものでストレスを解消しましょう。
お酒の代わりのストレス発散方法は以下の3つです。
- サウナ
- 甘いものを食べる
- 睡眠をとる
どれもストレスを発散するのに効果的な方法です。以下で詳しく解説するので、お酒以外のストレス発散方法が見つからない人は、参考にしてみてくださいね。
サウナ
サウナにはストレス発散の効果があるといわれています。
サウナの高い温度の空気によって、体中の肌が刺激され、中枢神経が活発化し身体機能が行われます。日本サウナ・スパ協会によると、これがストレス発散につながるとのこと。
サウナは、施設によって温度に差がありますが、ストレス発散が目的ならぬるめのサウナがおすすめです。温度の低いサウナは、神経が高ぶるのを抑制する作用があるため、心身ともにリラックスして楽しめるでしょう。
ちなみに高温のサウナは、疲労回復に効果が期待できます。仕事終わりや運動後に入れば、高温のおかげで血流がアップ。
その結果、エネルギーの再生産が行われ、疲れがとれやすくなります。
甘いものを食べる
ストレスを感じたり疲れたりしたとき、甘いものが食べたくなりませんか?甘いものは、幸せホルモンの「セロトニン」が分泌される作用があり、食べると安心して脳がリラックスするのが理由です。
さらに甘いものである糖質は、エネルギー源になりやすい栄養素です。疲れると空腹を感じるのは、体がエネルギーを欲しているからエネルギーになる糖質が欲しくなるわけです。
ただ、甘いものは食べすぎに注意しなければいけません。過剰摂取すると、血圧の乱高下が起こり、倦怠感が現れてストレスを感じます。
ストレス発散に甘いものを食べる場合の目安は、120〜200キロカロリーです。
- アーモンドチョコレート:4〜5個
- ショートケーキ:半分
- プリン:小さめを1個
甘いものには、依存性があります。食べすぎに注意しながら、おやつの時間にお茶と一緒に少しの糖分をとって、気分転換しましょう。
睡眠をとる
睡眠は、ストレスで疲れた心身を癒すのに最も効果的です。その理由は、睡眠は体を休めるだけではなく、脳の休息にもなるから。
ストレスは日常生活の中で何かしら感じるものですが、質の良い睡眠をとっていれば心身の健康が維持可能です。ただ、長時間なればよいわけではなく、質の良さがポイント。
睡眠の質を上げるのに参考にしたいのが、厚生労働省が提唱する「健康づくりのための睡眠指針2014」です。ここでは「適切な運動」や「しっかりした朝食」など、健康に欠かせない睡眠の知識を下記の12箇条にまとめています。
引用元:厚生労働省健康局「健康づくりのための睡眠指針2014」
- 良い睡眠で、からだもこころも健康に。
- 適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。
- 良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。
- 睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。
- 年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。
- 良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。
- 若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。
- 勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
- 熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。
- 眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。
- いつもと違う睡眠には、要注意。
- 眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。
注意したいのは、適切な睡眠の長さには個人差があることです。5時間睡眠でスッキリする人、睡眠時間は7時間ないとダメな人もいます。
睡眠時間は違っても質のよい睡眠をとっていれば、脳が休まり、ストレスが緩和されるのです。
ノンアルコールビールと睡眠の質について、詳しくは関連記事をご覧ください。
暇つぶしにお酒を飲む人
暇になったらお酒を飲む人もいるでしょう。お酒が暇つぶしの場合、以下のような代わりの趣味を見つけるのがおすすめです。
- 運動
- 読書
- ドライブに行く
暇つぶしにお酒を飲むメリットにより、空き時間に以下のような趣味をすることで、身体や心に得られるメリットの方が大きいといえます。
一つずつ見ていきましょう!
運動
時間があくとお酒を飲む人には運動がおすすめです。ビール腹が気になる人は、空いた時間に体を動かしましょう。
お酒の代わりに運動をすると、下記のメリットが得られます。
- 体力がつく
- 筋肉がつけば、腰痛や膝痛予防にもなる
- 心肺機能が高まり、風邪をひきにくくなる
- 生活習慣病予防になる
- 体が引き締まり、自分に自信がつく
どんな運動から始めればわからない人は、厚生労働省の「成人を対象にした運動プログラム」が参考になります。有酸素運動や筋トレのやり方、回数、負荷、頻度までくわしく解説されています。
初めは、運動する時間が短くても問題ありません。慣れてきたら、少しずつ頻度や時間、セット数を増やし、無理のない範囲で行うのがポイントです。
さらに厚生労働省では、体の柔軟性を高める運動にストレッチが効果的としています。体中の筋肉を30分くらいかけてゆっくり伸ばすと、副交感神経が優位になり、リラクゼーション効果にもつながるとのこと。
ストレッチのやり方も「成人を対象にした運動プログラム」に記載されているので、ぜひご覧ください。
読書
知識や教養が広がる読書もおすすめです。前から気になっていたジャンルの本を読んで知識を広めるものよし、小説を選んで物語に没頭するのもよし、いろいろな楽しみ方があります。
また読書を習慣化すると、今まで知らなかった言葉に巡りあうチャンスも増加。自然に語彙力が高まり、表現も豊かになることで、人とのコミュニケーションが円滑になります。
仕事で多くの人と接す機会がある人は会話が上手になると、パフォーマンスも上がり、ビジネスチャンスも増加するでしょう。
ドライブに行く
ドライブも良い暇つぶしです。ドライブすると、幸せホルモンの「βエンドルフィン」が分泌され、おいしいものを食べたときに感じるのと同じ幸せな気分が味わえます。
車の揺れにはリラックス効果があるため、ドライブによって心が安定し、幸福な気分になるのです。電車でよく居眠りしている人を見かけますが、これは電車の揺れにリラックス効果があるのが理由です。
止まらずに長い時間車の揺れを感じられる、田舎の一本道や高速道路のドライブは、リラックスできて気分が高まるでしょう。
自分の好きな音楽をかけて、知らない場所までドライブすれば、新たな発見もできてドライブが楽しく感じられるはずです。
お酒の代わりになる飲み物6選
次に、お酒の代わりになる飲み物を6つ紹介します。
- ノンアルコールビール
- 炭酸飲料
- コーヒー
- 果実酢
- ハーブティー
- お茶
お酒の代わりに飲むメリットも解説するので、見ていきましょう!
ノンアルコールビール
お酒の代わりを探しても、アルコールが恋しくなる日もあるでしょう。そんなときは、本格的なビールの味わいがアルコールなしで楽しめるノンアルコールビールを代わりにするのがおすすめ。
急にお酒をやめると、我慢がストレスになる可能性があります。無理しない程度に、少しずつノンアルコールビールの日を増やし、体を慣れさせると安心です。
ノンアルコールビールには、リラックス効果や睡眠の質を向上させる成分が入っているので、寝酒して睡眠の質が落ちる心配はありません。利尿作用もビールより少ないため、夜中のトイレの回数も減少するはずです。
ノンアルコールビールと健康効果について、こちらの記事でも解説していますのでご覧ください。
炭酸飲料
夜ごはんを食べながら、お酒を飲む人もいるでしょう。炭酸飲料の炭酸は食事とも相性ぴったりです。
炭酸によっておなかも膨れるので、満足感も得られます。
お酒は飲み過ぎると、後悔の気持ちでいっぱいになりますが、炭酸飲料なら飲み過ぎても問題ありません。飲み過ぎて、体調が心配になったり、急いで運動したりすることもないでしょう。
またお酒は食欲を刺激するため、おつまみや揚げ物がさらにほしくなる可能性もあります。炭酸飲料であれば、食欲が刺激されて食べすぎる心配もありません。
コーヒー
国立がん研究センターによると、コーヒーには下記のようなうれしい健康効果が期待できるとのこと。
- 疲労回復
- コレステロール値を下げる
- 善玉コレステロールの増加
- 脂肪分解
- リラックス効果
- 消化促進
ただ、コーヒーにはカフェインがお茶やココアの2倍含まれているため、飲み過ぎに注意です。
厚生労働省は、カフェインの摂りすぎによって下記の健康被害が現れるとしています。
カフェインを過剰に摂取した場合には、中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等の健康被害をもたらすことがあります。
厚生労働省の「カフェインの過剰摂取に注意しましょう」
コーヒーの効果を得るためといって、一日に何杯も飲むのは危険です。一日の目安は、健康な大人でマグカップ約3杯(400mg)、妊婦・授乳中・妊活中の人はマグカップ約2杯(300mg)です。
また、コーヒーは砂糖を入れない、もしくは微糖にしましょう。砂糖を大量に入れると、コーヒーの効果も意味がなくなります。
果実酢
果実酢は、果物を材料に作られた醸造酢のことです。リンゴ酢やブドウ酢(ワインビネガー)、シェリービネガーなどが該当します。
JAS規格では「原材料に1〜2種類以上の果実を使用し、酢1リットルで300g以上の果物」を使用したのが果実酢と定められています。この果実酢には、脂肪がつくのを抑制する効果が期待できるため、お酒の飲み過ぎでおなかが出てきた人にもおすすめです。
日本栄養の食糧学会誌「酢酸の生理機能性」に、酢酸が日本人の体脂肪に与える影響についての調査が記載されています。
この調査内容は以下のとおり。
- 25〜60歳の健康な男女175人を対象
- 12週間、リンゴ酢15mlか30mlが含まれた飲み物を朝食後と夕食後に飲んでもらう
調査結果は以下のとおり。
体重、BMI、内臓脂肪面積、ウエストの数値が減少したことが判明。
つまり、毎日酢酸が含まれる果実を飲めば、体につく脂肪を抑える効果が期待できます。体脂肪を抑制できれば、メタボリックシンドローム予防にもつながる可能性もあります。
ハーブティー
古来より西洋の漢方として使用されているハーブ。ハーブティーにはアロマテラピー効果や薬理効果があり、体にうれしいさまざまな効能が期待できます。
そんなハーブティーをお酒の代わりの楽しみにすれば、香りで癒されたりハーブに含まれるビタミンやミネラルなどの栄養素が補えたりするメリットが得られます。
1万以上種類があるハーブは、それぞれ香りや味は異なっており、中にはクセが強くて飲みにくいと感じるタイプもあるので、自分が好きな味わいのハーブティーを探してみましょう。
以下の表は、ハーブティーに使用される代表的なハーブです。
ハーブの種類 | 特徴 |
---|---|
ルイボス | ・比較的飲みやすい ・まろやか ・後味すっきり |
ラベンダー | ・香りが強い ・単体だと飲みにくい ・柑橘系と相性ぴったり |
ミント | ・清涼感 ・夏の暑い時期やリフレッシュにぴったり ・レモングラスやジンジャーティーと相性抜群 |
ハーブティーは、イライラやストレス、不眠など、精神的な不調を感じるときにも効果を得やすい飲み物です。ただ、体調によって体に合わない場合もあるので注意が必要です。
- 妊娠中(カモミール、レモングラス、レモンバーム、バジルなど)
- キク科アレルギーがある人(ジャーマン、エキナセア、バードックなど)
- イネ科アレルギーがある人(レモングラス)
- 薬を服用中の人(イチョウ、セントジョンズワート、チェストベリーなど)
- 子ども(ネトル、ブラックコホシュ、チェストベリーなど)
上記の当てはまる場合、ハーブとの相性が悪いと体調に悪影響を及ぼす可能性があります。
ハーブの注意点を理解しながら、安全な飲み方をしましょう!
お茶
お茶を飲むときは、ペットボトルからの人も多いのではないでしょうか。農林水産省「日本茶を楽しむ方法」に、急須で入れるおいしい日本茶の入れ方が説明されているので紹介します。
- 茶葉を入れた急須に冷水を30㏄入れて3分置く
- 3分経ったら、温めた茶碗に注いで完成
使用する水は氷を入れてしっかり冷やし、茶葉の香りを引き出すため、3分しっかり置きましょう。
茶葉の甘味と旨味が口いっぱいに広がります。
- 50ccの熱湯を急須に入れる
- 熱湯の上に氷5個程度敷き詰める
- 氷を入れたコップを準備して3分待つ
- 急須の外側が冷えてきたら、コップにそそぎましょう
温度を一回目と変えることで、異なる味や香りが楽しめます。わずかに苦味がありますが、風味が豊かでさっぱりした味わいです。
- 二煎目をすべて注いだら、また急須に熱湯を入れる
- 少し時間を置き、ポットに移す
- カップに注いで完成
しっかり味を引き出すため、いったんポットに移し替えます。味が均等になるので、大人数のときにおすすめのやり方です。
時間はかかりますが、日本茶の旨味を最大限に楽しめる方法です。昔にくらべ、急須で入れたお茶に触れる機会が減った今だからこそ、お酒の代わりにおいしい日本茶もよいですね。
日本茶のお供には、意外にも洋菓子が相性ピッタリ。生クリームがたっぷりのスポンジ菓子には薄めの日本茶、スフレや生チョコには濃い日本茶を組み合わせ、贅沢な時間を過ごしましょう。
お酒の代わりにおいしい日本茶をいれることが楽しくなるはずです。
お酒の代わりに料理を楽しむのもあり!
おいしいものを食べると、快楽物質の「ドーパミン」が分泌されます。ドーパミンは、お酒を飲んだときにも分泌されるホルモンです。
飲酒と同じように幸福感を味わえるおいしい料理を作るのも、お酒の代わりの楽しみとしてありです。おいしいものを食べて満腹になれば、ドーパミンが分泌され、お酒は飲みたくならないでしょう。
ただ、揚げ物やチーズ、焼き鳥などの居酒屋メニューはお酒が欲しくなるので、それ以外にするのがポイントです。以下でお酒が欲しくならないメニューを3つ紹介します。
お酒が欲しくならないメニュー
お酒が欲しくならないのは、以下のような食べ応えがあるメニューです。
- カレー
- ほうとう
- そうめん
野菜をいっぱい入れればヘルシーな女性向けのメニューに、お肉をどっさり入れれば男性向けにメニューになります。アレンジもしやすいので、自分好みのレシピで休日にぜひ作ってみてくださいね。
カレー
カレーのスパイスとビールやワイン、日本酒はあまり相性がよくないといわれています。それは、スパイスの辛さで舌がピりピリすると、お酒の味が楽しめなくなるためです。
カレーだけではなく、四川料理や韓国料理などの辛い料理も同様に合わせづらいといわれています。お酒を我慢したい日には、カレーを作りましょう。
お酒は空腹になると飲みたくなるので、野菜やお肉などを具だくさんにして満足感を出すのがおすすめ。さらに、スパイスから手作りして、オリジナルカレーを作るのも楽しそうです。
ほうとう
ほうとうは山梨県のソウルフード。打ち粉を付けたままの平らな麺を、野菜や肉と一緒に味噌味のスープで煮込んで完成する料理です。
小麦粉で練った平たい麺も食べ応え十分ですが、ここにたっぷりカボチャやキノコなどの野菜を入れると、より満足感がアップします。とろみのついたスープがもちもちした麺や具材とよく絡み、野菜の甘味や小麦粉の風味を楽しめるのも魅力です。
今までほうとうを食べたことがない人も作り方は簡単なので、ぜひ麺づくりからしてみてくださいね。麺づくりにはまって、ほうとう以外の麺も作ってみたくなるかもしれませんよ!
そうめん
するする食べられるそうめんもお酒が進まないメニューです。夏の定番であるそうめんといえば、麺つゆに入れて手軽に食べられるイメージですが、実はアレンジしやすい食材でもあります。
麺つゆで食べるだけだとおなかが満たされず、口寂しくなってお酒が飲みたくなる可能性もあるので、ボリュームを出すためにいろいろな具材を入れましょう
たとえば、茹でたそうめんを野菜や肉と一緒に油で炒めるレシピ。たっぷり具材を加えることで、がっつり系の料理に大変身です。
お酒をやめると人生が変わる!禁酒で得られる4つのメリット
お酒をやめると下記の4つのメリットが得られます。
- ダイエット効果
- 免疫力アップ
- 飲酒による病気のリスク軽減
- 節約になる
それそれ詳しく見ていきましょう!
ダイエット効果
糖質が多く含まれているお酒はカロリーが高めです。たとえば、生ビールは1缶約145キロカロリー、ワイングラス一杯で約90キロカロリー、日本酒1合で約200キロカロリー。お酒をやめると、今まで摂取していたカロリーがなくなり、ダイエット効果につながります。
また厚生労働省は、飲酒で太る原因はお酒で食欲が増進して、脂っこいおつまみが欲しくなるためと指摘しています。
肥満はお酒自体のカロリーだけでなく、つまみが脂っこいものであったり、アルコールによって食欲が亢進したりすることによっても起こります
厚生労働省e-ヘルスネット「アルコールとメタボリックシンドローム」
飲酒とおつまみを一緒に食べることで、下記の悪循環に陥ります。
飲酒すると味の濃いものが食べたくなる→揚げ物やスナック菓子などの高カロリーなものを食べる→塩分が高いのでのどが渇く→また飲酒する
塩分の高い食べ物はむくみの原因です。むくみがあると、脂肪がつきやすくなるので、太りやすくなります。
お酒をやめれば、体重減少や余計な脂肪が落ちます。余計な脂肪がなくなると、外見に自信がつき、飲酒していたときと見える世界が違ってくるかもしれません!
ノンアルコールビールとダイエット効果について、別の記事でも紹介していますのでご覧ください。
免疫力アップ
アルコールは、さまざまな病原体から守ってくれる免疫力を低下させます。
人間の身体には「マクロファージ」という食細胞がおり、体内に病原体が侵入すると死滅させるのが役割です。さらに、援軍として白血球の一種であるサイトカインを呼び、病原体と戦ってくれます。
この仕組みによって、私たちは病気から身を守る自己防衛をしています。しかし、アルコールはマクロファージの働きを鈍らせる働きがあり、継続した飲酒は自己防衛の仕組みがうまくいかなくなります。
その結果、免疫力の低下につながるのです。さらに、アルコールの過剰摂取は、肝機能が低下する恐れも。
アルコールを分解する肝臓に負担がかかると、肝臓の機能が低下し、免疫力が低下する場合があります。免疫力を下げるお酒をやめれば、飲酒していた時期より、免疫力が高まるでしょう。
飲酒による病気のリスク軽減
お酒をやめて免疫力が上がれば、病気のリスクを軽減できます。
厚生労働省は、飲酒は以下の病気のリスクが高まると指摘。
- 急性アルコール中毒
- 肝臓病
- 膵臓病
- 循環器疾患
- 生活習慣病(糖尿病、高尿酸血症、脂質異常症、メタボリックシンドロームなど)
飲酒習慣が長ければ長いほど、病気のリスクが高まります。適量でやめればよいのですが、お酒は依存性が高いため、飲む量が過剰になりがちです。
飲み過ぎて翌日二日酔いになり、胃もたれや頭痛が起こると、「もう飲みたくない」と思うはず。しかし、酔うことで得られる快楽が忘れられず、また飲酒してしまいます。
病気を発症してからでは遅いので、体の負担を減らすためにもお酒をきっぱりやめて、健康的な人生を歩みませんか?
節約になる
お酒をやめると、お酒の購入費がかからなくなります。飲む量やお酒の種類によってかかるコストは異なりますが、お酒をやめることで、節約できるメリットは大きいはずです。
具体的に考えてみましょう。
お酒をやめる前 | お酒をやめた後 |
---|---|
1本300円の缶ビールを毎日1本 1か月で9000円 1年間で108,000円の出費 | お酒の購入費だけでなく、 おつまみ代もかからなくなる |
たかが300円ですが、年間を通して換算するとびっくりする金額です。お酒をやめれば出費は0になり、おつまみ代もかかりません。
さらに、飲酒によって健康に問題が出た場合、治療代も発生します。長期間、大量のアルコールを摂取しただけ通院も長くなり、治療代も高額になる可能性が高いです。
このように、お酒には酒代以外にもおつまみ代や治療代など、さまざまな支出がかかります。お酒をやめると経済的に余裕が生まれ、違う趣味や旅行に費やせ、新たな世界が広がるでしょう。
見た目が若々しくなる
アルコールの影響は顔面に出やすく、お酒をやめることでむくみやくすみが改善されます。飲酒すると、アルコールが分解される際に老化物質を分泌するアセトアルデヒドが生成され、体内にたまることで新陳代謝が低下。
アルコールを分解するためにビタミンやミネラル、亜鉛などの栄養素が使われ、肌に供給される栄養が不足します。その結果、肌のターンオーバーのサイクルが乱れ、黒ずみ、シミ、くすみが現れます。
またお酒を飲んだ次の日は、体がむくみます。これはアルコールの利尿作用によって体外に水分が排出され、体が水分不足に陥るのが原因です。
お酒をやめれば、飲酒によるむくみがなくなり、顔がすっきりします。さらに、今までアルコールの分解に使われていた栄養素が肌にも供給されるようになるので、くすみやシミなどの改善も期待できます。
お酒以外楽しみがない人の理由と対処法
お酒に代わる楽しみを紹介してきましたが、お酒以外楽しみがない人はどうすればよいのでしょう。ここでは、お酒以外楽しみが見つからない人の理由と対処を解説します。
- 理由:お酒からマインドコントロールされている
- 対処法:お酒のデメリットを知る
- 対処法:お酒への考え方を見直す
さっそく見ていきましょう!
理由:お酒からマインドコントロールされている
お酒は、たばこや麻薬、睡眠薬と同じような依存性があります。お酒に依存することで、お酒以外に楽しみがなくなるのです。
厚生労働省でも、お酒には依存性があると指摘。継続して飲酒すると、心身ともにお酒に依存してしまい、飲む量を自分でコントロールできなくなると注意喚起しています。飲酒によって、家庭・体・社会生活でトラブルが起こるので飲み過ぎないように注意が必要です。
なぜ、お酒には依存性があるのでしょう。それは、毎日飲酒することで、アルコールに強い体になり、同じ量を飲んでいても酔えなくなるからです。
お酒の耐性ができて、酔うためにもっとお酒がほしくなるから
「酔って楽しい気分になりたい」のにいつもと同じ量を飲んでも酔えない…「ならもっと飲んじゃおう!」と考え、どんどんお酒の量が増えていきます。精神的にも依存し、家族や仕事、趣味、健康などよりお酒が大切になり、あとは後回しになるのです。
健康が優先で飲む人 | お酒にマインドコントロールされている人 |
---|---|
家族や仕事、趣味、健康が第一優先 | すべて後回しにし、お酒中心の生活 |
ポイントは、本人はお酒への依存に気づいていないこと。お酒によって思考がゆがみ、不健康、仕事への悪影響、家族の心配などは気にしない、趣味よりお酒が大事と考えます。
これが「お酒以外楽しみがない」と考える理由です。
対処法:お酒のデメリットを知る
まずお酒のデメリットを確認しましょう。お酒は肉体的にも精神的にも悪影響を及ぼす飲み物です。
「飲酒による病気のリスク軽減」でも飲酒が招く病気を紹介しましたが、厚生労働省はそれ以外にも下記のような病気のリスクがあると指摘しています。
- うつ、自殺
- 認知症
- 胎児性アルコール・スペクトラム障害
アルコール依存症とうつ病を一緒に発症する傾向は高く、飲酒が影響して自ら命を落とすケースもゼロではありません。
公益社団法人 日本WHO協会によると、アルコール関連死亡者数は男性が200万人、女性は60万人で計約260万人がお酒で亡くなっているとのこと。自殺した人の約3分の1は自ら命を絶つ前にお酒を飲んでいるようです。
さらに、飲酒はうつ病だけではなく、認知症や生まれてくる赤ちゃんにも影響を与えます。お酒を大量に飲む人は、少量から中等量飲む人にくらべ、認知症になるリスクが高いことがわかっています。
妊娠中に飲酒すると、おなかの中の赤ちゃんは低体重や形態異常が現れる胎児性アルコール・スペクトラム障害のリスクが高いです。治療法はないので、妊娠中の飲酒をやめることが病気の予防になります。
対処法:お酒への考え方を見直す
お酒以外楽しみがない人は「気分転換にお酒を飲もう」「仕事終わりのお酒が楽しみ」など、お酒で心を埋めようとしていませんか?まず、その考え方を見直しましょう。
お酒をやめるメリットは、「お酒をやめると人生が変わる!禁酒で得られる4つのメリット」で紹介しました。禁酒すれば、体調がよくなるばかりではなく、経済的にも余裕が出ます。
今までお酒に使っていたお金は、趣味や旅行などに自由時間に使えるようになるのです。
お酒以外の楽しみを見つけるために、これまでの飲酒による失敗を振り返るのも良い方法です。酔った失敗談や飲酒による周りの反応を再確認し、飲みたい気持ちを抑制しましょう。
今まで飲酒による失敗を振り返る→「もうあんな失敗はしたくない」→お酒以外の楽しみを見つけよう
いきなりお酒をやめるのが難しい人は、お酒の味わいが楽しめるノンアルコール飲料で気持ちを満たすのががおすすめです。ノンアルコールビールやノンアルワイン・チューハイなどノンアルコール飲料の種類も豊富になっており、種類を変えると飽きずに毎日楽しめるはずです。
お酒をやめる3つのコツ
「お酒をやめたい」と考えている人は、下記の3つのコツを意識しましょう。
- 「お酒は飲まない」と周りに伝える
- 飲酒量を可視化する
- お酒の席には行かない
それぞれ詳しく解説していきます。
飲酒量を可視化する
ダイエット方法のひとつに、食事内容や量を記録していく「レコーディングダイエット」があります。飲酒量の可視化もレコーディングダイエットと同じ考え方です。
毎日の飲酒量を可視化し、次第に減っているのがわかると、達成感が得られます。すると、また次の目標までがんばろうとモチベーションが高まりやすくなります。
手帳やアプリなど、記録しやすいならどんな方法でも構いません。何がよいかわからない人は、アサヒビールが提供する「飲酒量レコーディング」を利用する手もあります。
飲酒量レコーディングは、飲酒量を簡単に記録でき、その人に合った商品や飲み方を提案してくれるサービスです。飲み過ぎないように手軽にコントロールできるので、ぜひお試しください。
「お酒は飲まない」と周りに伝える
仕事がらよくお酒の席に誘われる人は、先に「お酒は飲まない」と伝えましょう。伝えづらいからといって、あいまいにするのはよくありません。
下記のような理由を加えると伝えやすくなります。
- お酒が飲めない体質だから
- 車を運転しなくてはいけないから
- 医師からお酒は控えるようにといわれているから
さらに、飲めない旨を伝える際、以下のポイントを意識すると相手にネガティブな感情を与えません。
- 飲めない理由の前にクッション言葉を置く(「恐縮ですが、申し訳ございませんが」)
- 飲めないけど「お酒の席の明るい雰囲気は好き」と伝える
- 「飲むと体調不良になる」といったネガティブな表現は控える
お酒を飲まない理由を伝えたからといって、お酒を飲まないことに負い目を感じる必要はありません。多様性の時代なので、明るく堂々と「飲みません」と周りに伝えましょう。
お酒の席には行かない
友人からよく飲みに誘われるなら、いっそのことお酒の席に行かないようにしましょう。仕事であれば、断りづらいですが、気の合う友人や仲間ならわかってくれずはず。
行かないといっても何度も誘われるなら、断り方を工夫する必要があります。
断り方の具体例は次のとおり。
- 明日大事な会議があるので今日は飲みません
- 実家から両親が出てくるので飲みにはいきません
- お酒は苦手なので行きません
あいまいな断り方をするのではなく、はっきり行かないと伝えることが大切です。しかし、どうしても断れない場合もあるでしょう。
お酒をやめたいのに飲み会に行くことになったら、ビールではなくノンアルコールビールを飲むのもおすすめの方法です。ノンアルコールビールなら飲んだ気分を味わえます。
お酒で出世する考え方はもう古い?エリートでも酒を飲まない人はいる
昔の日本には、「飲みニケーション」という習慣がありました。一緒にお酒を飲むことで、コミュニケーションが円滑化し、ビジネスにも良い影響を与えるといわれていたのです。
これに疑問を持った東京大学大学院の川口大司教授らによる研究チームは、日本、台湾、韓国の3か国で飲酒と所得の関係を調査。
調査内容は次のとおりです。
- 25歳〜59歳までの男性3500人が対象(日本人が約2000人、台湾が1000人、韓国が500人)
- 正社員かパートか分けずに、月収と年収を調査
- 労働時間はアルコールが強い人は46.09時間、アルコールが弱い人は46.37時間
調べた結果は次のとおり。
アルコールが強い人の月収は平均4311ドル、アルコールが弱い人の月収は平均4288ドルで、差は23ドル。ほとんど差はなかった。
今まで仕事のため無理にお酒の席に出席していた人にとって、うれしい話でしょう。お酒が出世に影響する考え方はもう時代遅れなのかもしれません。
飲み会でお酒を飲まない人は何してるの?今、注目のライフスタイルとは?
次に飲み会でお酒を飲まない人がしていること、今注目のライフスタイルを紹介します。
- お酒を飲まない人は会話や食事で楽しんでいる
- あえてお酒を飲まない「ソバーキュリアス」
さっそくみていきましょう!
お酒を飲まない人は会話や食事を楽しんでいる
江戸前汽船 株式会社がお酒を飲まないZ世代(22歳〜26歳)を対象に「お酒の席で楽しむためにしている工夫」を調査したところ、下記のような結果が得られたようです。
- 食事やスイーツも楽しむ:43.5%
- ノンアルコール飲料を飲む:27.3%
- 参加者と共感できる話題で盛り上がる:16.2%
その一方、お酒の席での不安や悩みについて調査したところ、下記の結果が得られました。
- お酒の席でお酒を飲まないのは疎外感を感じる:48.8%
- 飲まないことが失礼に当たると感じる:32.9%
- 飲まないことを理解・共感してもらえない:31.7%
お酒を飲む人は飲酒することでいつもよりコミュニケーションがとりやすくなったり、楽しい気分になったりするものですが、お酒を飲まない人はそうもいきません。
お酒を飲まない人にとって、お酒の席はおいしい料理や会話を楽しめますが、飲酒しないことで場の雰囲気を崩さないために気を遣うのでしょう。
飲酒はコストや健康への影響、酔ったせいで失敗行動をしてしまうのがデメリットです。デメリットのリスクを背負ってまでお酒を飲みたい人は減少傾向にあります。
厚生労働省によると、飲酒習慣がある男性は年代別すべてで減少。
年代 | 飲酒率 (平成元年) | 飲酒率 (令和元年) |
---|---|---|
20〜29歳 | 32.5% | 12.7% |
30〜39歳 | 55.5% | 24.4% |
40〜49歳 | 62.5% | 38.3% |
飲酒は費用やタイムパフォーマンスが悪いことが若者を中心に浸透し、健康志向が高まっている現在において、後回しされるのかもしれません。その分、趣味やネットサーフィンなどに時間を費やす人が増加しているのでしょう。
あえてお酒を飲まない「ソバーキュリアス」
ソバーキュリアスとは、Sober(しらふ)とCurious(好奇心が強い)が合わさった言葉。お酒は飲めるけど、「あえて飲まない」か「少し飲んで終わり」という欧米で流行中のライフスタイルです。
「お酒を飲まないとどうなるんだろう」という好奇心からお酒をあえて飲まない選択をするのがソバーキュリアス。ソバーキュリアスを実践する人を「ソバキュリアン」といいます。
禁酒は「お酒を飲みたいけど我慢する」といった耐える気持ちが優先されますが、ソバーキュリアスは「健康のために控える」という無理に我慢するのではないポジティブな考え方です。
ソバーキュリアスは、睡眠の質向上や美肌、自由時間の増加などがメリットとして得られ、ゆるやかな感情でお酒を飲まない選択をする人は日本でも増加しています。
そんなライフスタイルが出てきた中で、注目されているのがノンアルコール飲料です。サントリーは、2023年のノンアルコール飲料市場が過去最大の規模になったことを発表。
年代 | ノンアルコール飲料市場 |
---|---|
2009年 | 684万ケース |
2020年 | 3,482万ケース |
2023年 | 4,133万ケース |
「お酒は体への悪影響が心配」「お酒は飲まなくてもいいけど、飲んだ気分を楽しみたい」と考える人に、ノンアルコール飲料はぴったりです。酒類を販売する各メーカーからもぞくぞくと新商品が発売されており、今後さらにノンアルコール飲料の需要は高まっていくでしょう。
お酒の代わりの楽しみに関する質問
最後にお酒の代わりの楽しみに関する4つの質問に答えていきます。
- 断酒してよかったことは?
- お酒をやめるにはどうしたらいい?
- 健康ネットはどんなサイトですか?
- お酒をやめたら何を飲めばよい?
それぞれ見ていきましょう。
断酒してよかったことは?
断酒すると、身体や心、社会的にもメリットが得られます。
断酒とは、自らの意思で、ずっと一切の酒を断つこと。
厚生労働省e-ヘルスネット「断酒」
- 免疫力アップ
- 飲酒による病気のリスク低下
- 睡眠の質改善
- うつ病予防
- ダイエット効果
- 肌がきれいになる
毎日飲んでいたお酒をいきなりやめるのは難しいところ。飲む時間と飲まない時間を決め、健康的な飲み方をすることが大切です。飲む量を無理のない範囲で少しずつ減らし、ストレスを最小限に抑えましょう。
サントリーのHPでは、「お酒をやめられないと感じる人」に向けてアドバイスを行っています。飲酒習慣のチェックや相談する機関の詳細が記載されているので、参考にしてみてくださいね。
禁酒の効果について、別の記事でも解説していますのでご覧ください
お酒をやめるにはどうしたらいい?
お酒をやめるポイントは、以下を参考にしましょう。
- お酒に代わる楽しみを見つける
- おいしいごはんでおなかを満たす
- 周りに飲まないと伝えておく
- 飲み会に参加しない
- 飲む量を記録し、少しずつ減らしていく
「今日は飲まないと決めたのに飲んでしまう」「飲酒しないとイライラする」「一度に大量のお酒を飲む」といった行動が見られる場合、専門医に相談するのも良い方法です。自分の力でやめられないと感じたら、第三者の力を借りましょう。
自分の飲酒の状態を知りたい人は、厚生労働省のAUDIT(おーでぃっと)がおすすめです。アルコール依存のリスクが分かるAUDITでは、10個の質問への回答を点数にし、「問題ない飲み方」「有害飲酒」「危険な飲酒」「早急な治療が必要」のどれに該当するかが調べられます。
飲酒によって、仕事や家庭、身体に影響が現れたら、自分の飲酒がどのレベルかをチェックし、客観的に知ることが大切です。
健康ネットはどんなサイトですか?
健康ネットは、健康や体力づくりをサポートするさまざまなコンテンツが閲覧できるサイトです。公益財団法人 健康・体力づくり事業財団が運営しています。
たとえば、自分のカラダの状態を診断できる健康・体力アップコーナー。ここでは、下記のようなメニューが揃っています。
- 運動不足診断
- 新体力テスト
- 血圧診断
- 食生活診断
- コレステロール値診断 など
運動不足度診断では、15個の質問に答えるだけで自分の運動不足度が判明。手軽にできる運動の流れが動画でわかりやすく解説され、この運動で得られるメリットも説明されています。
お酒に関するコンテンツが充実しているのも魅力です。禁酒ではなく「節酒」という言葉を使って、無理なくお酒をやめられるよう、具体的なアドバイスが記載されています。
- 節酒に向けた準備
- 節酒する理由の確認
- 飲酒のルール作り
- 節酒に役立つ飲み方のヒント
- お酒に代わる楽しみを記入するシート
お酒をやめたいと考えているけど、何から始めたらよいかわからない人は、一度健康ネットを覗いてみるとよいでしょう。
お酒をやめたら何を飲めばよい?
ビールのような味わいが楽しめるノンアルコールビールがおすすめです。ノンアルコールビールには、睡眠の質向上やリラックス効果、血中中性脂肪の上昇を抑制する効果などが期待できます。
アルコール分0.00%ノンアルコールビールなら、妊娠中や授乳中でもアルコールを気にせずに、ビールのような風味を堪能できます。アルコールが入っていないと物足りない人は、わずかにアルコールが含まれているノンアルコールビールもあるので、ぜひ試してみてくださいね。
ノンアルコールビール以外でお酒に代わる飲み物を探す場合、同じく健康効果が期待できるものを選ぶのがポイントです。また、空腹を満たせる炭酸が入った飲み物もよいでしょう(空腹になるとお酒が欲しくなるため)。
まとめ
お酒の代わりの楽しみは、飲み物や趣味、料理、読書などがあります。飲酒の目的がストレス発散なら、お酒以外でストレス発散できるもの、飲酒が暇つぶしなら趣味を見つけると代わりになるはずです。
お酒以外に楽しみがない人は、理由と対処法をしっかり理解し、お酒をやめる努力が必要です。ただ無理な方法でお酒をやめるとストレスがたまるので、自力でやめられそうにない場合、家族や医師に相談するのも間違いではありません。
お酒をやめると、体重が減ったり風邪や病気にかかりにくくなったりと、さまざまなメリットが得られます。お酒の代わりの楽しみになるものを見つけ、新たな生活の第一歩を踏み出しましょう。
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