「健康のために禁酒したい」そうは思っていても、なかなか行動に移せない人は多いはずです。
アルコールと長年付き合ってきた人ほど、よっぽど固い意志を持たなければ酒断ちは実現できません。
そこでオススメしたいのが「平日禁酒」です。完全に酒をやめたときほどではなくとも、体や心にプラスの効果が見込めますよ。
今回の記事では、平日禁酒で得られるメリットと無理なく続けるコツを紹介します。
そもそも平日禁酒とは
ここでは、そもそも平日禁酒とは何を指すのかを解説します。
読んで字のごとく「平日に禁酒すること」なのですが、週末のみ酒を楽しんだり、普段は飲まずに飲み会などイベントのときだけ飲んだりなど、人によってスタイルはさまざまです。
- 禁酒ではなく平日禁酒がオススメの理由
- 飲み会だけ飲むのもアリ
それぞれ見ていきましょう。
禁酒ではなく平日禁酒がオススメの理由
完全な禁酒ではなく平日禁酒がおすすめなのは、健康と楽しみのバランスが取りやすいからです。
もちろん、まったく飲まないライフスタイルが体にとっては一番でしょう。ただし酒好きな人にとっては、禁酒するとストレス解消の手段を失ったり、禁酒が継続できなかったりということもあります。
その点、平日禁酒はチャレンジしやすく、また肝機能や生活習慣病のリスクを下げられるのです。
禁酒に挫折したことのある人や、自分は意志が弱いと思っている人は、平日禁酒をぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
飲み会だけ飲むのもアリ
平日禁酒は完全に酒を断つことではないため、「会食や飲み会などのイベント時は例外として飲んでOK」といった臨機応変な対応もできます。
「なにがなんでも飲まない」と酒を制限してしまうと、ビジネス上の付き合いもやりにくくなってしまうかもしれません。
- 重要な飲み会や会食の日は、特別な日として平日でも飲んでOKにする
- 飲酒する場合も、量には気をつけて飲みすぎない
- 翌日からは平日禁酒の生活に戻る
上の3つを守るよう意識すれば、健康を維持しつつ無理なく平日禁酒が実践できるはずですよ。
平日禁酒のメリット
ここからは、平日禁酒をするメリットを紹介します。
身体やメンタルへの効果、その他の効果の3つにわけて説明するので、どんなメリットがあるのか知りたい方はぜひ読んでみてくださいね。
- 身体への健康効果4つ
- メンタルへの効果3つ
- その他のうれしい効果3つ
それでは1つずつ解説します。
身体への健康効果4つ
平日禁酒で得られる身体への健康効果はたくさんあります。
代表的なもの4つを以下に挙げてみました。
- 痩せてダイエットできる
- 肝臓がきれいになる
- 顔つきが若々しくなる
- 疲労感が軽減する
それぞれ解説します。
痩せてダイエットできる
平日に禁酒するだけでも、体重管理やダイエットに効果的です。
これまでアルコールから摂取していたカロリーの削減に加え、夜遅くに食べたり栄養の偏ったおつまみを選んだりするのを防げるからです。
飲酒習慣や体質による個人差はありますが、おおよそ1ヶ月で以下のような効果が実感できるでしょう。
- 体重の減少(1~3kg程度)
- 内蔵脂肪の減少
- 基礎代謝の向上
無理なく自然に痩せられるダイエットとして、平日禁酒はオススメです!
肝臓がきれいになる
平日禁酒によって、肝臓の健康状態の改善が見込めます。
肝臓には再生力の強い臓器なので、アルコールを摂らずにいるとそれまでのダメージを自然に回復できるからです。
おおよそ2週間から1ヶ月の禁酒で、以下のような肝機能の改善が見込めるでしょう。
- γ-GTPの数値低下
- AST(GOT)やALT(GPT)の改善
- Alb(アルブミン)の値の上昇
ただし、これは肝機能がまだ正常に働いている人の場合であって、肝臓に何らかの疾患(肝炎や肝硬変、脂肪肝など)のある人は数値の改善が見られない可能性も。
肝臓は沈黙の臓器とも呼ばれ、症状が出てからでは病気が進行しているケースもあります。
お酒をよく飲み体調に不安がある人は、平日禁酒に取り組むことに加え定期的に健康診断を受けましょう。
顔つきが若々しくなる
平日禁酒を行うと、顔つきが若々しくなります。
アルコールは体内の水分バランスを崩し、むくみや肌の炎症を引き起こすからです。
禁酒にどんな美容効果があるか、一例を挙げてみましょう。
- たるみが改善し目元がくっきりする
- 肌に艶が出る
- 血行が良くなりくすみが取れる
- シワができにくくなる
先に述べたダイエットとの相乗効果もあり、それまでの飲酒量が多い人ほど平日禁酒による顔つきの変化は実感しやすいはずです。
見た目が若々しくなる手軽な方法なら、とりあえず平日禁酒してみようかな…という気持ちになりませんか?
疲労感が軽減する
日常的にアルコールを摂取していて慢性的な疲労感を感じている人は、平日禁酒を試してみましょう。
寝ている間でも、アルコールの分解に肝臓はフル稼働しています。
そのため、気づかないうちに睡眠の質が低下し疲労が溜まってしまうのです。
お酒を飲まずに寝た日、以下のような効果を実感したことはありませんか?
- 朝の目覚めがスッキリしている
- 日中眠くならない
- 体がなんだか軽く感じる
「あるある」と思った人ほど、アルコールによる疲労が溜まっている可能性は高いでしょう。
まずは平日禁酒から実践して、体を労る生活にシフトしてみてくださいね。
メンタルへの効果3つ
身体への健康効果の次は、メンタルへの効果です。
平日禁酒をすると、身体だけでなく心にもポジティブな影響をもたらします。
- ストレスが減りリラックスできる
- 気分が安定する
- 集中力が上がる
それぞれ見ていきましょう。
ストレスが減りリラックスできる
ストレス解消のために酒を飲む人は少なくありませんが、長期的に見るとアルコール摂取はメンタルに悪影響を与えます。
アルコールとストレスの関係を見てみましょう。
- ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」の分泌を増やす
- 肝臓に負担がかかって睡眠の質が下がり、疲労が蓄積する
- 酔っていないときの不安やイライラが強くなる
お酒は快楽を司る脳内ホルモン「ドーパミン」を分泌させるため、一時的なリラックスには役立ちます。
しかし次第にアルコールへの耐性がつき、少量の飲酒では満足できなくなってしまうのです。
アルコールそのもので不安やストレスが増えたり、依存症を引き起こしたりといったさらにひどい状態につながりかねません。
そうなる前に平日禁酒を実践し、アルコール以外のストレス解消法を見つけましょう。
気分が安定する
アルコールは自律神経のバランスを崩すために、気分が不安定になります。
そこから生活リズムの乱れや睡眠の質の低下を招き、さらなる悪循環に陥ることも珍しくありません。
アルコールを断つと自律神経の乱れが解消され、以下のようなプラスの効果が現れるでしょう。
- イライラが減る
- 気分の落ち込みがなくなる
- 物事を冷静に判断できる
「感情の起伏が激しい」「最近落ち込みがちだ」という人は、まず気軽にできる平日禁酒から試してみるのはいかがでしょうか。
集中力が上がる
アルコール摂取量が多いと記憶や空間認知を司る脳の「海馬」が萎縮するリスクが高いことが、オックスフォード大学とロンドン大学の共同研究でわかってきました。
つまりアルコールは脳に悪影響を及ぼし、集中力や判断力を低下させるのです。
日常的に飲酒している人が平日禁酒を実践すると、
- 複雑な業務をスムーズにこなせる
- 物覚えがよくなる
- クリエイティブな意見が出せる
などといった効果が期待できるでしょう。
その他のうれしい効果3つ
身体や心にプラスに働く以外にも、「平日禁酒にはこんな利点があったのか」と驚かれる効果を紹介します。
- 酒代が浮く
- 時間を有効活用できる
- 自分の生活を見直すきっかけになる
時間やお金を節約し、自分自身を見つめ直すことにもなると聞けば、平日禁酒を実践してみたくなりませんか?
酒代が浮く
平日禁酒を実践すると、思っていたよりもお金の節約になることに気がつくでしょう。
今までどれほどアルコールにお金を費やしてきたのかを思い知らされる、とも言えるかもしれませんね。
1日2本ビールを飲んでいた人が、平日の5日間禁酒することをシミュレーションしてみます。
※ビール1本200円で計算
200円×20日(1ヶ月の禁酒日数)=4000円
+おつまみ代1000~2000円
→1ヶ月あたり約5000~6000円の節約
おつまみ代に関していうと、買う内容や量によってもかなり差が出るところではありますが、概算してひと月5000円ほどの節約になります。
浮いたお金をコツコツ貯めれば、ちょっとした旅行費用の捻出もできるでしょう。
- 家族との外食や旅行
- 趣味や自己投資
- 将来に備えた貯蓄
使い方は人それぞれです。
健康な体と同時に、お金の節約にもなるなんてお得ですね!
時間を有効活用できる
「夜はだいたい酒を飲んでいた」という人は、平日禁酒によってまとまった時間を確保できるはずです。
また、飲み過ぎによる二日酔いの心配もなくなるため、朝も有意義に過ごせるでしょう。
- 読書や勉強
- 家族との団らん
- 新しく見つけた趣味
どんな時間の使い方をするかはあなた次第です。
上で記したもの以外にも、充実した時間の過ごし方を見つけてみてくださいね。
自分の生活を見直すきっかけになる
平日禁酒は、自分の生活を見直す絶好の機会です。
飲酒習慣を変えれば、他に漫然と行っていた「悪しき習慣」をやめ、健康的な生活につなげられるでしょう。
以下に一例を挙げます。
- 運動習慣をつける
- 睡眠リズムを整える
- 遅い時間帯の食事など体に悪い食生活を見直す
平日のお酒をやめ、自分を変える健康習慣を身につけてみませんか?
平日禁酒をするときの注意点
ここからは、平日禁酒を実践する際の注意点をお伝えします。
- 飲んでOKな日も酒の量はほどほどに
- 付き合いの悪いヤツだと思わせない
- 禁酒にこだわりすぎず節酒を考える
1つずつ見ていきましょう。
飲んでOKな日も酒の量はほどほどに
平日の禁酒期間を終え、休日に飲酒できるタイミングになったとしても、飲む量は適切に保ちましょう。
過度な飲酒は体に負担をかけ、せっかく平日禁酒して得たメリットを帳消しにしてしまうこともあるからです。
「適切な量」というのは個人差がありますが、厚生労働省が提唱する「健康日本21」を参考に、1日平均純アルコールで約20g程度にしましょう。
具体的には以下のとおりです。
酒の種類 | アルコール度数 | 1日の目安量 |
---|---|---|
ビール | 5% | ロング缶1本(500ml) |
日本酒 | 15% | 1合弱(180ml) |
ワイン | 12% | グラス2杯弱(200ml) |
チューハイ | 7% | 1缶(350ml) |
ウィスキー | 43% | ダブル1杯(60ml) |
焼酎 | 25% | 0.6合(100ml) |
なお、一般的に女性は男性に比べ、アルコール代謝能力が低い傾向にあります。
女性の「適切なアルコール摂取量」は、上記の表の半分から3分の2を目安としましょう。
付き合いの悪いヤツだと思わせない
平日だからといって、職場の飲み会や同僚からの飲みの誘いを断り続けると、「あいつは付き合いの悪いヤツだ」と思われかねません。
良好な人間関係を維持するためにも、以下のような方法を試してみましょう。
- ノンアルコール飲料で参加する旨を伝える
- 休日の飲み会には積極的に参加する姿勢を見せる
- アルコールの不要なランチなどの代替案を出す
また、日頃から「健康管理の一環で平日は禁酒している」と説明しておくことも効果的です。
飲み会が大切なコミュニケーション手段だと考える人も少なくはありません。
いつも断るのではなく、たまには割り切って平日の飲み会を楽しむか、ノンアルコール飲料などを上手に活用しながら乗り切りましょう。
禁酒にこだわりすぎず節酒を考える
「平日は絶対に飲まない」と完璧にこだわりすぎず、ケースバイケースで臨機応変に考えてみましょう。
あまりにも酒を厳しく制限するとかえってストレスになり、継続できない可能性もあるからです。
たとえば、
- 接待や重要な会食の場合は、例外として平日でも飲んでOKとする
- 平日に飲む代わりに、その週の休日を休肝日とする
など柔軟に対応し、「禁酒」ではなく「節酒」の観点を持ちましょう。
平日禁酒を成功させるコツ
平日禁酒にせっかくチャレンジしたのに、挫折してしまってはもったいないと思いませんか?
ここからは平日禁酒を成功させるコツを紹介します。
- ノンアルコール飲料を代替品にする
- 周囲に平日禁酒を宣言する
- 熱中できる趣味を見つける
それぞれ説明しますね。
ノンアルコール飲料を代替品にする
酒好きの人にとって、平日の禁酒生活は長く感じるかもしれません。
そんなときは、アルコールに似た雰囲気や味わいが楽しめるノンアルコール飲料を活用してみましょう。
- ノンアルコールビール
- ノンアルコールチューハイ
- 自分好みの味に仕上げたノンアルコールカクテル
最近では素材や製法にこだわった商品や、内蔵脂肪を減らすといった健康機能のある商品が多数販売されています。
ノンアルコール飲料で満足感を得つつ、平日の禁酒期間をストレスなく乗り切りましょう。
周囲に平日禁酒を宣言する
あらかじめ「平日禁酒をする」と家族や職場に伝えておくと、継続しやすくなります。
周囲からのサポートや理解が得られ、自己管理の意識が高まるからです。
同僚に平日禁酒を宣言すれば、飲み会に誘われにくくなるといった利点もありますね。
無理なく続けられるように、可能な範囲で平日禁酒を宣言してみましょう。
熱中できる趣味を見つける
今までお酒に時間を少なくない時間を費やしてきた人は、何か熱中できる趣味を探してみましょう。
飲酒以外に充実した時間を過ごせたなら、平日禁酒もそれほど難しいことではなくなります。
- 気になっていた資格を取得する勉強時間に充てる
- 料理や家庭菜園を始める
- 時間がなくて諦めていた本を読んでみる
酒を飲むとどうしても夜型の生活になりがちですが、禁酒を機に朝活を始めてみるのもよいですね。
平日禁酒の効果を最大限に得るポイント
どうせ平日禁酒を行うのであれば、効果が最大限に得られるように取り組んでみましょう。
禁酒と健全な生活習慣は相性がよいため、どちらも実践すれば相乗効果が期待できます。
- 運動習慣をつける
- 食生活を見直す
- アプリやSNSを活用する
それぞれ説明します。
運動習慣をつける
禁酒で生活リズムが健全になることに加え、運動習慣をつければホルモンバランスの乱れも整うため、自律神経によい働きをもたらします。
また、運動にはストレス解消効果もあり、お酒が飲めなくて物足りない気分を紛らせてくれるでしょう。
おすすめは無理なく続けられる軽めの運動です。
- 通勤時に1駅手前で降りてウォーキングする
- 帰宅してから負荷の軽い筋トレを行う
- 入浴後にヨガやストレッチをする
- 時間のある休日を利用してスポーツクラブに通う
運動には向き不向きがあるため、それぞれに合った負荷で定期的に行いましょう。
食生活を見直す
平日禁酒と同じタイミングで食生活を見直すと、健康によりプラスの効果をもたらします。
アルコールを控えることで、今まで気に留めていなかった食事の量や質に意識が向きやすくなるからです。
まずは簡単な方法から実践してみましょう。
- 夕食の時間を早める
- 食事内容の記録をつける
- 主食を玄米や雑穀米に変える
また、禁酒によっておつまみなどのカロリー減が期待できるため、ダイエットを始めるのもよいですね。
平日禁酒と食生活の改善といった双方向からのアプローチで、健康な体を手に入れましょう。
アプリやSNSを活用する
禁酒アプリを使ったりSNSを活用したりすることは、平日禁酒のモチベーション維持に役立ちます。
禁酒に取り組んでいる状況を可視化し、同じ目標を持つ仲間と励まし合えるからです。
- 禁酒日数のカウント
- その日の健康状態を記録
- SNSで禁酒に関する具体的目標をシェア
- 禁酒仲間のオンラインコミュニティに参加
まずは上記を参考に、自分の禁酒へのモチベーションがどのくらい上がるかを体感してみましょう。
平日禁酒に関するQ&A
ここからは、平日禁酒に関するQ&Aに答えていきます。
- Q.週に何日間禁酒するのがいいの?
- Q.1週間断酒するとどんな効果がある?
- Q.平日禁酒が女性にもたらすうれしい効果とは?
- Q.平日禁酒で肝臓の数値はどのくらい改善する?
- Q.平日だけ禁酒すれば血圧は下がる?
平日禁酒にチャレンジしようか迷っている人は、ぜひ目を通してみてくださいね。
Q.週に何日間禁酒するのがいいの?
無理なく続けられる日数が一番ですが、理想をいえば週に5日は禁酒するのが望ましいですね。
平日に肝臓の回復を促しつつ、休日はお酒を飲んでリラックスするといったスタイルを目指しましましょう。
また、以下のことも心がけてみることをオススメします。
- 休日も酒の量は適量を心がける
- 体調に応じて飲まないといった判断をとる
- 平日に飲む予定を入れれば、その週の休日は代替として禁酒する
柔軟に対応して、 まずは平日禁酒の継続を目指しましょう。
Q.1週間断酒するとどんな効果がある?
個人差はありますが、1週間断酒すればそれなりの健康効果が実感できます。
それまでアルコールによって酷使されていた脳や内臓などが休まり、体への負担が少なくなるからです。
具体的には、以下のような変化を感じられるでしょう。
- 朝の目覚めがすっきりする
- むくみが軽くなる
- 疲労感がとれる
さらに断酒期間を継続することによって、肝機能の改善やメンタルの安定なども期待できますよ!
Q.平日禁酒が女性にもたらすうれしい効果とは?
女性は男性に比べて、美容面での平日禁酒の効果を実感しやすいでしょう。
これには女性ホルモンの働きが関係しています。
アルコール摂取によって乱れていたホルモンバランスが整い、代謝機能が改善されることで、以下のような効果が現れます。
- くすみが取れる
- たるみがなくなり目元がくっきりする
- 肌にツヤやハリができる
- 更年期症状が和らぐ
もちろん男性であっても、女性同様の効果が実感できる人もいます。
一度美容効果を体感すると、禁酒するのが楽しくなりそうですね。
Q.平日禁酒で肝臓の数値はどのくらい改善する?
それまでの飲酒習慣にもよりますが、おおよそ2~3ヶ月間平日禁酒すれば、肝機能の数値は8割以上の改善が見込めるでしょう。
十分な休息が与えられた肝臓は、自己再生できるからです。
ただし、肝臓のことを考えるのであれば完全に禁酒するのがベスト。
また、休日に飲みすぎていては効果が現れにくいことに注意しましょう。
Q.平日だけ禁酒すれば血圧は下がる?
アルコールによる血管への負担が軽減され自律神経が整うため、平日禁酒でも血圧の低下には効果があります。
また禁酒による血圧への影響は、1~2週間といった比較的短期間で現れることがさまざまな研究で明らかになっています。
塩分の高いおつまみなどを口にする機会が減れば、血圧低下にはよりプラスに働くでしょう。
まとめ
今回は平日禁酒によって得られるメリットと、継続するコツや効果を最大限に得る方法について解説しました。
体のことを考えるのであれば、完全に禁酒するのが一番。ただし、お酒を飲んでリラックスしたり、コミュニケーションを図ったりすることの価値も、もちろん否定できません。
「お酒がやめられない」という人にこそ、健康と楽しみのバランスが取りやすい平日禁酒がオススメです。
手軽にチャレンジできる平日禁酒、今週から実践してみませんか?
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